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【2/9新着ブログ】チッチ今までありがとう
2月9日午前10時、スタッフとボランティアさんに見守られながら、チッチの火葬を行いました。
全国からたくさんのお花とあたたかいメッセージも届いています。
本当にありがとうございます。
火葬の前、大好きな車に乗せてもらいました。
たくさんのお花と一緒に見送ることができて、本当に良かったです。
チッチは震災の時に浪江町で保護された子でした。
保護当時の写真は以前のスタッフが現像してラミネートしてくれていたので、残っていました。
お母さんと一緒に保護されましたが、お母さんは元の飼い主のところに戻り、チッチはシェルターに残されてしまったそうです。
身体は大きいですが、震災当時仔犬だったチッチ。
元気で、散歩に行こうとリードを見せるとジャンプして喜んでリードをつけるのが難しかったそうです。
私がSORAにボランティアとして関わったのは5,6年前なので仔犬のチッチを見てみたかったなと思っています。
その5,6年前は、チッチの傍には犬を近づけないで下さいと当時のスタッフの方に教えてもらった気がします。
近づけると、チッチがほかの犬にかみつくおそれがあったからです。
強くてかっこいいチッチも最近は、ゆずやチョコビと同じ部屋にいれても怒らず、おとなしく過ごしていました。
鼻の癌、右前足の腫瘍、そして後ろ足が麻痺していた時期もありました。
どんな状況になってもチッチは我慢強く、痛いと騒ぐこともありませんでした。
後ろ足のリハビリは本当に楽しそうで、ハーネスをされながらお散歩に行き、散歩が終わったら足湯をして、カテーテルもおとなしくさせてくれました。
また、足の腫瘍はどんどん大きくなり、きっと重く歩きづらかったと思います。
そして痛かったと思います。
それでも気にせず、元気に過ごしてくれました。
鼻の癌は東京の病院に行ってみてもらったこともありましたが、手術のリスクが大きく、このまま癌と付き合っていく決断をしました。
鼻から膿が出て、嗅覚がだんだんと無くなるなかでも、一生懸命ご飯を食べてくれました。
一度足が動かなくなった時、ご飯も全く食べなくなり、お別れを覚悟してから奇跡の復活。
そしてそこから1年後、2024年の2月7日を迎えました。
この1年、チッチの年齢も考え、元気なうちに後悔の無いようにチッチと過ごそうと決めていました。
時間があれば大好きな車に乗ってお出かけしました。
他の子のお世話が忙しくチッチと時間が取れないときは、休みの日にシェルターに来てチッチと時間を過ごすこともありました。
ボランティアさんがおいしいご飯を持ってきてくれて、それをおいしそうに食べたり、プールにお湯を貼って温泉をやってみたり…
楽しい経験をたくさんさせてあげられたと思っています。
おうちの犬と比べてしまうと寂しい思いをさせた回数も多いかもしれませんが、できる限りのことはやったつもりです。
心の底からチッチのことが大好きでした。
助手席に乗せると、楽しそうに外の景色を眺めて、ありがとうと言っているのか、運転している私に顔を近づけてくれました。
ちょっと疲れると私にもたれかかってくることもありました。
それから散歩のたびに車の傍で止まって、「今日も車載せて!」と言ってきました。
甘えん坊なチッチがもういないという現実が今はとても寂しいです。
火葬が終わり、今頃お空に到着したでしょうか。
エルやサン、ラッキーなど久しぶりにお友達と再会しているかもしれません。
かわいくて、甘えん坊で、我慢強くて、かっこいいチッチを、私は絶対に忘れません。
奇跡のような1年を、一緒にいてくれて本当にありがとう。
これからもずっと大好きだよ!
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