2007年4月8日:容赦ない猟の国
昨日の観察で得たことは、この猟は本当に酷いものだということでした。
標的にされたたくさんのアザラシの赤ちゃんは、まだほとんど白い毛に覆われている子達でした。この子達は生まれてからまだ2〜3週間しか経っていないのです。猟師たちはそんなアザラシの赤ちゃんたちを容赦なく殺していたのです。
生まれてたった2〜3週間のアザラシの赤ちゃんたちが、ファッションのためだけに殺されるという事実に、私の血は凍りつきました。
アザラシたちは必死に猟師から逃げようとしますが、素早く近寄る大きな猟師たちの前では全くの無力です。
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2007 HSUS |
猟師がハカピックを振り上げると、アザラシの赤ちゃん達はその小さな頭を上げ悲しそうな泣き声をあげます。
でもハカピックは振り下ろされます。
昨日の猟では、たくさんのアザラシたちが顔や顎を砕かれていました。これは頭蓋を砕かれるよりもいっそう苦痛がひどいのです。そして、まだ苦しんでもがいているアザラシを金属棒にひっかけ、氷の上を引きずって船まで運んでいました。
私は毎年、猟師たちの心境を理解しようとします。彼らの家系は代々アザラシ猟に従事していたのだから、それを継いでいるのだと。彼らは自分達のしていることに何ひとつ疑問を抱かず、アザラシ猟を継続させるつもりなのでしょう。たとえそれがほんの少しの利益しかもたらさなくても。

2007 HSUS Glover |
私はアザラシ猟の行われている地域に育ちました。でも猟師たちとは違う見解です。無抵抗のアザラシの赤ちゃんたちが、大きな男たちに打たれ、殺されるのを見てきました。そこに、伝統や歴史産業など見出せません。
そこにあるのは、臆病さです。
カナダ政府が厚かましくも、この21世紀に容認される産業としてアザラシ猟を擁護している臆病さです。
いくらカナダ政府が慎重にアザラシ猟の擁護を行っても、そこには、大きな男達によるアザラシの赤ちゃんの殺戮、そして血に染まった真っ赤な氷があるだけです。
この残酷さを目にして、どうして医師達が猟を正当化できるのか不思議でなりません。恐らく彼らは、自分達のしていることがどういうことなのかを知るつもりもないのでしょう。
レベッカ・アルドワース